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【長大OBOGが活躍する企業】~株式会社長崎ケーブルメディア 編~

 9月21日(火)。株式会社長崎ケーブルメディア様へ学生5名とともに訪問してきました。
※長崎ケーブルメディアHPはコチラ
 今年の10月24日で設立から35年となる企業の今までとこれからについて、いろいろと教えていただきました。 ちなみに現在(令和3年10月1日現在)、長崎大学の学部卒業生が15名、大学院修了生が5名の併せて20名のOBOGが在職されていて、社員の4人に1人は長崎大学出身となるそうです。

長崎ケーブルメディア本社ビルの玄関です。
明るい雰囲気の玄関で、目に留まりますね。学生もすぐに見つけました。

≪きっかけ≫
 今までも教養科目「キャリア実践」や課外イベント「学生と企業との交流会」など、様々な形でご協力いただいているなかで、情報通信事業として幅広く取り組まれていることを知りました。私自身、実際に訪問することで、さらに詳しく知りたいという思いが高まったのと、学生からのリクエストも重なり、訪問が実現しました。

玄関を入ると正面に「ながさきけーぶるスマホ」を紹介するコーナー等があります。
この右手には受付カウンターもあり、スマホの契約に来られるお客様もいらっしゃるそうです。

≪長崎ケーブルメディアのお仕事について≫
 今回、ご多用な中、営業部、技術部、通信事業部そして総務部の方々からお話を伺いましたが、それぞれの部署として取り組まなくてはいけない業務を遂行する中で、各部署との連携を図りながら取り組まれていることを強く感じました。当然、仕事ですからスムーズに行くときと行かないときとあるのでしょうが、それぞれの部署の役割を捉えながら会社が一体となって動いているということを感じました。

営業部、技術部、通信事業部のみなさま。学生に各事業についてご説明いただいたのち、
質問にも一つ一つ丁寧に回答いただきました。

〇営業部:顧客の新規開拓をはじめ、申込から工事の手続き・日程調整などを行い、お客様のフォローなども取り組む、まさに長崎ケーブルメディアの最前線で動いている部署です。個人法人など契約者からの収入で運営していることを考えると、やはり重要であり、顧客のニーズをいち早く把握する部署となるのでしょうね。

〇技術部:放送や通信等の各種サービスを確実に届けるために、設備の設計から保守管理を行っている部署です。大容量でありながら安定した回線を低価格で提供するために、品質の保持などに日ごろから取り組んでいるとのことでした。サービスを安定的に提供するための線(同軸ケーブル、光ケーブル)を維持管理するのは大変なことだろうというのは理解していたのですが、他社にも貸し出すことで売上に繋がっていると聞いた時には、重要な資産を維持している凄さと通信インフラとして非常に強みのある企業であると実感しました。

〇通信事業部:サービスの基盤となるインターネット通信等の設備維持構築を行っていて、技術部との関わりが強い部署です。利用者がインターネットに接続すると、長崎ケーブルメディアを中継して福岡や大阪、東京にあるIX(インターネットエクスチェンジ)に繋がり、いろいろと検索できる仕組みとなっているようで、長崎だけでなく福岡、大阪、東京などにも設備の保守作業に行かれるそうです。時代の変化やニーズに応えるために、常に新たな取り組みを考えているとのことで、現在は地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA)にも取り組んでいて、様々な場所に無線基地局を設置しています。線に固執せずあらゆる通信インフラの整備に取り組んでいることなども教えてくれました

〇総務部:様々な部署で活躍する人材の育成や技術向上につながる支援を通して、さらにやりがいをもって仕事に取り組むことができるような環境整備を行う部署です。当然、採用活動も行っています。入社後の教育制度や表彰制度、そして福利厚生も充実させることで、安心して働くことができ、安定した生活を社員の皆さんが過ごすことができる状況を作り維持してくれているのは、嬉しいですよね。

学生も積極的に質問してくれましたし、一つ一つ丁寧にご回答頂きました。

≪学生からの質問とその回答≫
①コロナの影響について:オンラインやオンデマンドの利用が企業や学校で増えたことから、従来の通信量から容量を増やす家庭も増えたり、新規顧客も増えたりするなど需要が高まったため、総合的に見て売上が落ち込むなどはなかったそうですし、むしろ想定よりも早くトラフィック量が増えてきているため、設備の維持・構築が大変ではあるとのことでした。

②ニーズはどのようにして把握しているのか:これについては社員が毎日つけている日報等からどのような問い合わせや意見があったのかを確認することで、新たなサービスやプラン等を作っているとのことでした。社員の日報から顧客のニーズを引き出す。機動力の高い会社ですね。

③会社として今後の課題について:若い世代のテレビ離れがある中で、インターネットを軸として展開することで、世代層を広げていく必要がある。ニーズに応えるということは、各世代が求めていることも把握すること。例えば、高校野球などの長崎県予選を1回戦から中継することで、親世代や60代以上の人は子供や孫の活躍する姿を伝えることができる。一方、若い世代は学校の授業やYouTubeなどを視聴する機会が増えているため、簡単な切り替えで画面の大きいテレビで視聴することができるサービスを提供する。常にニーズを把握しながら先を見て行動していくって、すごいです。

≪スタジオ見学≫
 急遽、放送部にもお伺いし、スタジオ見学もさせてもらいました。撮影機材や照明などの配置から、セットなどを直接見ることができ、普段から「なんでんカフェ」を視聴している一人として純粋に嬉しかったです(個人の感想です)。  特徴として自ら取材・撮影を行い、編集して放送に乗せる。14分前後の枠を任せてもらえるって責任を感じますが、やりがいありますよね。ちなみにケーブルテレビは4K放送も取り組んでいますが、その機材が充実している点も、ケーブルテレビだからこそ、なのだそうです。ギャラクシー賞を受賞していることからも、その映像力や報道力の充実を感じることができました

なんでんカフェのセットが組まれているスタジオ。
一視聴者としては、直に見ることができ、内心とても喜んでいました(笑)
スタジオの隣では、本番に向けて様々な確認が行われていました。
生放送直前ということもあり、緊張感が伝わってきました。

≪参加学生の声≫
〇 実際に訪問することで単なる説明や質問だけでなく、会社の雰囲気や社員の人たちの人柄をより身を持って感じられました。就活はまだ先にはなりますが、お話しを聞くことで自分の普段の生活にも活かせるような考え方を知ることができ、非常に有意義なものになりました。
〇 情報通信業の将来性に満足せず、地元密着の企業だからこそできることを強みに、一つのものに固執することなく先を見て常に挑戦し続ける、そのような姿勢には惹かれるものがありました。また、中小企業だからこそ、横の繋がりが深く、社員一人一人が生み出している価値は大きいのではないかと感じました。
〇 本日は貴重な機会を設けてくださって本当にありがとうございました。放送関係だけでなく、高速インターネットサービスや地域BWAサービスなどで地域の人々の生活を根底からサポートしていること、常にお客様や時代のニーズをいかにして取り入れるかを考えて、それをサービスにつなげていく、などその他様々な取り組みを知ることができました。地域密着型と言う言葉を聞いてとても心温まり、私自身も、長崎に何か貢献できることを探していきたいと強く思いました。本日は本当にありがとうございました。
〇 今回、初めて企業訪問に参加させていただいき、職場の活発な雰囲気や話し手の方の仕事に関するトークの熱量を肌で感じました。「企業訪問」という、実際に自分自身が企業に赴くスタイルだからこそ得られる経験が沢山あったと思います。
〇 長崎ケーブルメディアさんに訪問して、横の連携の強さをとても感じました。中小企業で社員が少ないという点を逆に強みとして、横の連携を強化し地元に密着した活動を行う。この事により、長崎ケーブルメディアさんがここまで人々に好かれる企業となっているのだと気づきました。長崎から若者が外へ出ていくなか、このような魅力ある企業が長崎にもあるということをもっと多くの学生に知ってもらいたいと思いました。実際に訪問したからこそわかる雰囲気や普段知ることのないことまで知れてとても貴重な経験をさせていただきました。

色んな部署の説明や見学を行いながら、しっかりと聞き、メモをする参加学生。
きっと想像していた以上に魅力を感じてくれたと思います。

≪まとめ≫
 訪問し、お話を伺うことで今まで知らなかった面を多く知ることができました。特に顧客である各世帯のニーズに応えるのはもちろん、「線」という資産を用いて事業を展開する強みも知ることもできました。
 今後も地域に密着しながらも、様々な通信インフラを整備し成長発展していく企業だと感じました。
 今回はご協力いただき、ありがとうございました。
※長崎ケーブルメディアHPはコチラ

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